ZMPが上場するのでは?と巷では大騒ぎしていますね。
ZMPは何をしている会社なのでしょうか?
まず、名前?良く分かりませんね。
由来はゼロモーメントポイント(zero moment point)の略で動力学的な重心位置を意味する言葉です。
主な事業は、以下のようになります。
(1)ADAS(先進運転支援)、
(2)移動体メーカ(自動車、商用車、建設機械、農業機械、
(3)物流支援ロボットCarriRoの開発・販売
(4)大学・企業向け研究用ロボット、ロボット教材
ZMPの凄いところ
ZMPの最近の製品を見てみましょう。
物流支援ロボットCarriRo
ニュースで最近よくでていますね。
荷台なのですが、ただの荷台ではありません。
ロボット荷台なのです。
(1)ドライブモード
ドライブモードでは負荷軽減のアシストモードで、人間の力を殆ど使用しないで荷物が運べます。
(2)カルガモモード
カルガモモードでは付属のビーコン(位置センサ)により、複数の荷台が先頭の荷台をトレースしながら着いてくるのです。その結果、沢山の荷物を人が並んでダラダラ運ぶ必要がなくなります。
(3)自立移動機能
指定エリアを自動で移動する自立移動機能を備えています。
工場では人員削減に役立ちそうですね。
自動運転用ソフトウェア「Autoware」
自動運転のソフトウェアを実験車両とセットで各メーカに販売しています。
これがどれほど凄いことかというと、各自動車メーカが同じ事をすれば投資に何十倍も費用がかかるのです。
これを基本ソフトウェアでパケージング化して販売していることが凄いのですが、私の予想としては各社へ販売する為のチューニングデータやノウハウをZMPがさら蓄える仕組みにしているだろうといことは疑いようがありません。
まとめ
ZMPが話題となっているのは自動運転に関して最先端のノウハウを持っていることですが、実はドローンによる無人飛行ロボットの開発や、ヘルスケア分野では24時間心臓見守りサービス等も展開しており、事業の幅とこれからの成長度合いは大きいと感じています。