大型案件がやって来ました。
九州旅客鉄道(JR九州)です。
去年の郵政と同じ、国が持っている株の上場案件です。
時価総額4,000億という注目のIPOですが、果たしてプラスで売り抜けられるのでしょうか?
九州旅客鉄道(JR九州)
1987年、日本国有鉄道改革法により設立。現在では同社グループは同社、子会社41社及び関連会社4社により構成され、運輸サービス、建設、駅ビル・不動産、流通・外食及びその他事業を九州全域を中心に展開しています。
鉄道事業では九州の7県において新幹線1路線、幹線8路線、地方交通線13路線の計22路線を運営しています。
少し前までは、新幹線の乗り入れは博多まででしたが、鹿児島まで延長されて随分と便利になりましたね。
2016年3月期実績で外部売上高の 47%を占める運輸サービスグループでは、鉄道事業やバス事業などを展開しています。
流通・外食グループでは、小売業のほかに飲食業及び農業を行っています。小売業では「KIOSK」「ドラッグイレブン」「ファミリーマート」等を展開しており、主力の鉄道ビジネスと連携して相乗効果を上げています。
会社名 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
市場・コード/業種 | 東証一部または二部、福証・9142/陸運業 |
上場日 | 10月25日(福証は10月26日) |
申込期間(BB期間) | 10月7日~10月14日 |
想定売り出し価格 | 2450円 |
予想PER | 10.26倍 |
売出株式数 | 1億6000万株 |
想定公開規模 | 3920億円 |
ファンダメンタルズ視点では同業者のJR3社の平均PERが11.5倍なので、上場した時点での優位性はあると考えられます。また、株主優待も決定しているようで、優待狙いの需要も見込まれます。
結論
結論としてはIPOの申込を全力で行い、当選した個数に応じて最終的に申込判断をすれば良いでしょう。
東京でも上場のCMを流しており、公募割れをするとは考えづらいですね。